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原因不明の難病? めまいと全身痛



平成22年3月のある日、若い女性が血相を変えて来局した。

「友だちが、めまいで苦しんで・・・体中が痛いって!薬をください!」
「えええ!?」
病院で原因が解らないと言われて・・・一応、点滴してもらったけど・・・」

私の記憶にはなかったが、彼女は以前 急性病で当薬局に駆け込んだらしい。
その時の薬が功を奏し、駆け込み寺の如く苦しむ友人を連れてきたのである。

だが、当薬局のシステムは予約制に変わっている・・・当時のままではない。
それに患者さんは韓国籍の女性で、全く日本語を話せない

病院でも原因不明・・・めまい・・・体中の痛み・・・吐き気・・・高熱・・・」

通訳役の友人を介して、断片的な情報が伝えられた。

次の患者さんの予約時刻まで 40分の空きはあった。
しかし、その症状を聞く限りでは、薬局業務の範疇を越えているとさえ思われた。
なにしろ、患者さんとの意志疎通がはっきりしない

本来なら、違う病院への受診を勧めるケースである。
手に負えるか否か・・・葛藤する私を、二人は見つめていた・・・。

意を決して、対応可能かどうかの質問をした。
「一番苦しい症状はなに?」
腰の痛みが一番辛い」・・・らしい。

腰の反応を 糸練功(しれんこう) で分析する。
その分析結果は・・・桂枝二麻黄一湯(けいしにまおういちとう)??

桂枝湯(けいしとう)と、麻黄湯(まおうとう)を合わせた漢方薬の適応症である。
これは、風邪の初期症状に汎用される処方である。

”え?? 風邪??

念のため、風毒塊(ふうどくかい:ウイルス反応を示すのツボ)を確認すると・・・。
腰痛部位と、風毒塊の反応は一致していた。
これは感冒が原因の腰痛を意味する。

”風邪なんだ・・・”

早速、漢方薬を調剤して、帰宅後に熱いお湯で服用するよう伝える。

帰り際、友人を通して患者さんの問いかけがあった。
「岩盤浴してもいいですか?」・・・だって・・・
「かんべんしてよ・・・」

後日、患者さんの友人から連絡があった。
全快のお礼だった。

実践漢方から

冷静に思い返せば、
身体痛(体中の痛み)、高熱 → 風邪 と、容易に見当はつきます。

めまいは2次的な症状だったのでしょう。

すっかり、通訳さんの「病院でも原因がわからない」という第一声に惑わされました。
まさしく、糸練功(しれんこう)のおかげで対応できた患者さんです。

当薬局は、適合処方の解析に糸練功という気功技術を応用しています。
  ○その症状は、どの臓腑(ぞうふ)・經絡(けいらく)の異常が原因なのか?
  ○異常のある臓腑・經絡を正常化する漢方薬は何か?

それらを解析し適合処方を識別する技術が糸練功です。

ですので当薬局の漢方相談は、
 1.患者さんから症状・経緯を細かく伺い、漢方的に病態を探り (問診)
 2.最終確認のために、糸練功を使う (確認)

そういう手順で行いますので、本掲載例は例外中の例外です。

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